りょふ太郎

読書感想文です。駄文を改善したい。

身体1 : 奇跡のトレーニング 小山裕史

従来のトレーニング方法を否定し、常識を変えたとされるトレーニングを考案。

具体的には

・四肢の弛緩

・拮抗筋の共縮を防ぐ

・随意的な動作ではなく反射的な動作ができるようになる

 

初動負荷の定義としては

 

・反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化等を利用し、主働筋の「弛緩-伸張-短縮」の一連動作を促進させるとともに、その拮抗筋並びに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動。

 

こんな感じでした。

 

内容は、走りの項目を重点的に読みました。私の趣味が短距離走なので、走りの項目に対しての感想が主になります。

 

まず最初に(垂直軸)というキーワードに注目しました。意味は、スタートの構えをとったときに股関節、膝関節、足関節が一直線上に位置していることが望ましいというものです。

 

私の感覚的には、股関節(中臀筋)で姿勢を保てていればいいくらいでした。気になったので本を読みながら鏡の前でスタートの構えを行ってみました。実際にやってみると左右差があり、左は感覚的にも見た目にもしっくりきません。ただ、これは以前から感じていることでした。

改めて、これは治した方が気持ち良いなと感じたので、どうしたらいいのか考えながら右を前にしたり左を前にしたりして感覚の違いを確かめました。右は上手くできている感じだったので、スクワットを並行して行い、その感覚を養おうと取り組んでみます…。何回か反復した後感じた要因をあげます。

 

・骨盤の位置が左右で違うから(歪みがあるから)

・左足だけ神経と筋の機能がうまくいってないから

 

感覚的にはおそらく後者だと思います。

なので、鏡を見ながら何回もやるしかないかなと思います。

 

次に、反動的、反射的な動作のトレーニングをするというものです。美しいと感じるプレーには、力みを感じず流れるように動作が行われます。それをするためには、従来のウエイトトレーニングのような動作の始めから終わりまで力が入ってるようなやり方はいけないというものや、手先足先から動作を開始してはいけないという内容でした。

 

自分のトレーニングを振り返ると、つい腕だけで腕立て伏せを行ったり、走っているときに足先で接地してしまうことなどがありました。

この本を読んだことで、トレーニングの種類の選択も大事だが、それよりもどうやるかということが大事ということを改めて考えさせられました。whatよりもhowですね。

 

最後に、イチロー選手と小山さんの話の中で、イチロー選手が初動負荷マシーンのトレーニングを終えた後の言葉が印象的でした。

「アレッ、力を出したのに、力を出し続けたのに、身体が柔らかくなっている!!」

(p.139 5行目より抜粋)

 

私は初動負荷マシーンを触ったことはないので、イチロー選手の感覚はわかりませんが、すごくやってみたいなと感じました。

現状、私はトレーニング後、筋肉痛になってストレッチしずらくなります。それが、やればやるだけ柔軟性が高まり、関節可動域が広がるなんて本当に?と思ってしまいます。

ただ、今までの人生で最も走れたときはほとんどどこも疲れませんでした。それに近いなのかなと思っています。

 

前に一度読んだ本でしたが、改めてトレーニングとは?を考えさせられる内容でした。

無料体験できるみたいなので、近々行ってみます。